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創進コース1年・校外研修報告
創進コース一年生は9月5日〜6日の日程で、山形県鶴岡市に校外研修へ行きました。
【1日目】
最初の見学地はSpiber株式会社です。
Spiber は、自然界最強クラスで鋼鉄の数百倍の強度を持った「クモの糸」などに含まれるタンパク質を人工的に作る研究をしている会社です。現在では、独自の技術によりタンパク質の特長をコントロールして、多様な性質の素材を作り出すことができるようになっています。
会社説明では、広報室 室長の秦市郎さんから話をしていただきました。社長がクモの糸を人工的に作ろうと思ったきっかけ、タンパク質による新しい素材革命、海洋プラスチックゴミなど化石資源による地球規模の問題に対する課題意識、そして研究開発の成果が持続可能な未来へ貢献できることを願っている、といった話をしていただきました。
さらに、バイオテクノロジー部門の部門長で、本校文理コース卒業生高橋徹さんからお話をしていただきました。高橋さんは2日ほど前に東北高校が訪問することを知り、急遽話をしてくださることになりました。化学に興味をもったきっかけは高校の化学の先生の影響であることや、夢を持つことの大切さについて話をしてくださり、生徒たちは先輩の話を熱心に聞いていました。
その後、人工クモの糸で作った「ブルードレス」を見学しました。
さらに秦さんの粋な計らいで、8月29日にTHE NORTH FACE Sp. から発売が発表されたばかりの「MOON PARKA」を見せていただきました。試作品ということで世界に2着しかない内の1着が、たまたま鶴岡の本社に来ていたそうです。代表の生徒が特別に触らせていただきました。
こちらは卒業生の高橋さんです。「MOON PARKA」の開発の中心人物です。
次の訪問地は加茂水族館です。クラゲの飼育種類数でギネス記録に認定されています。
アシカのショーを見学した後は、「クラゲ学習会」です。
学習会でクラゲの生態について詳しく教えていただきました。手袋をしてクラゲに触ったり、小瓶の中のクラゲの幼生を見たりしました。
その後は自由に見学しました。
宿の休暇村では、温泉に入って日々の勉強の疲れを癒し、台風一過の満天の星空の下で語らいました。