高校野球「東北高校対東北生活文化大学高校」の再試合　ご声援ありがとうございました

トピックス 22.08.31

第１０４回全国高等学校野球選手権大会宮城大会

（宮城県予選）

において、東北高等学校 と 東北生活文化大学高等学校 との間で開催予定であった「第３回戦」が、東北生活文化大学高等学校の大会辞退により開催できませんでした。

その「再試合」が、８月３０日（火）、関係各位の皆様のご協力により開催されました。この場をお借りし、皆様へあらためて御礼申し上げます。

この試合にかける生徒たちの想いを考えると、感無量です。

投げ、打ち、走り、声援を送り、誠実にプレーに臨んだ生徒の皆さんを心から讃えたいと思います。

また、これまで生徒たちを支えてくださった保護者の皆様へ、学校として心より御礼申し上げます。

試合は、時折、強い雨が降る中で行われましたが、両校の部員たちが懸命に球場整備を重ね、なんとか試合を続けることができました。

そして試合結果は

東北高等学校　５　：　６　東北生活文化大学高等学校

東北生活文化大学高等学校の勝利で終わりました。本当におめでとうございます！！

しかし、両校は、この試合結果ではなく

「この試合そのもの」を讃えたい

と考えます。

野球に限らず、「スポーツ」とは「人生の縮図」のようなものです。悩み、苦しみ、悔やみ、喜び、励ましや助け合い・・・、様々な現実に直面した時の「生き方」を学ぶことが、「スポーツ」の大きな意味なのではないでしょうか。その意味で、高校スポーツが持つ魅力や感動とは、かつて高校時代を過ごした人における、「その瞬間」を思い出すことにあるのかもしれません。今、試合を行った生徒たちの将来においても、「その瞬間」を思い出すことでしょう。両校の主将の言葉を以下に引用いたします。

東北生活文化大学高校　岩井陽幸主将

「（自宅待機中は）３年生は連絡とりあったりしていて全員で電話していた。そういったときでも終わった実感はわいてこなくて、きのうは全員で練習してきょう来たんですけど、勝ち負けにはこだわらないと、そういう気持ちでやってきたんですけど、こういった競った試合ができて、公式戦に近いような試合ができたので、コロナで始まってコロナで終わったんですけど、その中で最後の最後今まで打てなかった人が打てたり、守れなかった人が守れたりそういった成長だったり、今までの過程だったりを思い出して試合していました。」