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聖火ランナーとして走った! スポーツコース2年 佐藤 大河さん

トピックス 21.06.29

本校スポーツコース2年(サッカー部)の佐藤 大河さん(亘理・山下中出身)が、6月21日(月)オリンピック聖火ランナーとして地元の山元町を走りました。

 

大河さんは、小学校入学を目前にした2011年に東日本大震災を経験しました。仲良しだった保育園の友達二人を震災の津波で亡くしています。今回の聖火ランナーへの応募は、大河さんのお母さんが、「亡くなった友達と一緒に走ってみたら」と背中を押してくれたから。

「友達もランドセルを背負いたかっただろう」「勉強したかっただろう」・・・そんな思いから小学1年生から中学3年生までこの二人の友達の写真をランドセルに入れて通学したそうです。高校に入ってからは持ち歩くことはしていませんでしたが、聖火ランナーとして走ったこの日は、しっかりとユニフォームのポケットに入れて走りました。沿道では大河さんの家族、そして亡くなった友達の家族も見守ってくれました。

 

 

現在大河さんは、スポーツコースの2年生。サッカー部に所属しています。山元町の自宅を5時半に出て、帰るのは夜の8時。さぞ大変だろうと思うのですが、「練習は辛くないです。どうやったらプレーがうまくいくのか、考えながらやるところがすごく楽しいです。」と言います。また、クラスはいろいろな県から来ている友達がたくさんいるので、刺激があってとても楽しいとのこと。もの静かな話し方と小柄な体からは想像できないようなガッツを内に秘めていることを感じました。

 

 

地元のJR山下駅から山下第二小学校まで、友達とともに聖火をつないだ大河さん。きっとすばらしい思い出になりますね!