2021技能五輪全国大会 銀賞　本校卒業生　残間　彩さん（ホテルメトロポリタン仙台）

昨年12月、東京で開催された技能五輪全国大会　レストランサービス部門において　残間　彩さん（本校2016年度卒業　ホテルメトロポリタン仙台）が2度目の出場で見事銀賞受賞の栄誉に輝きました。

〈技能五輪全国大会〉

（レストランサービス部門とは？）

ホテルなどのレストランで、お客様と接しその瞬間ごとの状況を手際よくかつ正確に、美しいサービスを提供する職種。おもてなしの心と的確な状況判断力、サービスの手腕が求められます。

今回、本校の五十嵐　征彦校長先生が直接残間さんにお会いし、取材を行いました。

①技能五輪の銀賞受賞について

出場できるのが最後ということもあり、私らしいサービスをすることと楽しむことだけ
を考えていました。銀賞で名前が呼ばれた時は、言葉に表せないほど嬉しく、辛かった練習
も全て報われた思いでした。２年間叱咤激励な指導をしてくださった先輩や、支えてくれた
上司、同期、友人、家族に胸を張って結果を報告することができ、安心しました。
また、今後は職場の後輩たちに自分が持っている経験や知識を伝え、いつか自分の職場から
技能五輪金賞受賞者が誕生するように支える立場として関わっていければと思います。

②普段から心がけていること

何事も失敗を失敗したままにせず、常に前向きに向上心を持って取り組むように心がけていま
す。悔しい思いをすることもありますが、諦めない姿勢は常に持ち続けていたいと思います。
また、常に周りを見て動くことを心がけています。視野を広く持つことで様々な情報を吸収し、
先々の流れを考えながら業務に当たっています。

③今後の目標

今回経験したことで得た知識とサービス技術をお客様の有意義な時間や笑顔に繋がるよう、
ワインやフランス料理をもっと勉強しスキルアップしていくことです。

④母校での３年間を振り返って

東北高校に進学するきっかけは高校卒業後の進路に合わせたカリキュラムと、中学時代の
先輩からのアドバイスでした。入学してからの３年間は、何事にも楽しく充実した毎日でした。
卒業してあらためて『先生方の温かみが感じられる学校だった』ということを実感しておりま
す。進路に悩んでいた私が、ホテルマンの道に進むきっかけを与えてくださったのも東北高校の
先生方でした。私にとってかけがえのない３年間です。

⑤後輩たちに伝えたいこと

私は入社して３年になりますが、分からないことや失敗することも多々あります。それでも
新しい経験や失敗を活かしてまた挑戦することが大切であることを学びました。挑戦すること
は、勇気が必要だと思いますが、失敗を恐れず自分の気持ちを大切に様々なことにチャレンジ
してみてください。

（レストランで提供する幅広いサービスの質を競う！）

行うのはテーブルセッティングから食前酒のカクテル作り、ワインや料理の提供、お客様をお見送りするまでの一連のながれ。テーブルセッティングはクロスやシルバーをセットするだけでなく、花を活けてレストランの食事に合った空間づくりも。そのためフラワーアレンジメントの技能も必要になるなど、幅広い技能が求められます。高級ホテルやグランメゾンで提供される質の高いサービスが披露されます。

高級ホテルやレストランでは今、お客様に納得のいくサービスを提供できる高度な技能を持ったサービスパーソンが必要とされています。まさに将来性豊かな無限の可能性のある職種といえるでしょう。残間さんの今後ますますの活躍を期待します。